古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

残念な人々

最近ネットでナウでヤングでホットなキーワードというと、studygift問題なんだそう。
そもそも、「坂口綾優」氏には数々の「先輩」がいる。ざっと思いつくだけでも、泉あい氏、はぁちゅう(+さきっちょ)氏、そらの氏等々。等々というか死屍累々である。で、これらの人々に「偉い人達」が極めて甘いのもいつも通り。よってまぁいつも通りの炎上ネタとしての趣を感じざるを得ない。

一見、この件は佐々木俊尚氏の一連のコメントで終了するように思える。
我々にはどんなバカな事にも自分の金を使う権利がある。それを否定するのは所有権の否定にあたる。
なので、やりたきゃやればいい、やりたくなければ無視すりゃいいという理屈は全く持って正しい。ポストはぁちゅうに金をいくら払おうが、それはその人の勝手なのだ。
だが、もう少し考えてみると、事態はもう少し複雑なように思われる。

世の中には、残念ながら残念な人々が確実に存在する。
彼らはすすんで人生において余計なコストを払う。例えば消費者金融、例えばコンプガチャ、例えば競馬や宝くじ。例えば振り込め詐欺。競馬や宝くじなどは国家によって課せられた残念な人達に対する税金だと言える*1
日本という国は不思議な国で、こうした残念な人々が問題になると、彼らが「かわいそう」で助けなければならない、というロジックが展開される。そして、助けるコストは他の人々問答無用に負担させられる。studygiftにだって、金を払うのは勝手だ。だが、こうした残念な人々が負担する(はずだった)コストは回りまわって私達が負担する事になる。今回のような炎上案件によって、奨学金の審査が厳しくなったりといった、コストを負担するのは、奨学金をもらっている人やこれから奨学金をもらっている人達だ。だからこそ、切込隊長も極めて真面目なトーンでコメントしているのだろう。

こんな僕でも社長になれた

こんな僕でも社長になれた


「こんな僕でも社長になれた」を読んで、家入氏の半生を知っている人間からすると、氏はそういう結果を望んでいるのだろうか、と不思議に思う。

*1:もちろん、一種のレジャーやロマンとして競馬をやる人は存在するし、自分もその一人だ。だが、胴元が18〜25%のテラ銭をとるギャンブルで資産運用する事ができるのだろうか