古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

婚活と就活

 

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ビジネスメディア誠の連載第2回「初対面で絵馬の写真を見せてきて……その女性と結婚しました」が公開されました。この記事におけるエピソードは以前、このブログで書いた内容をアレンジしたものですが、今回のテーマは面接。婚活で男女が会う事を婚活用語で面接と呼んでいますが、連載で繰り返し書いたとおり、婚活と就活はとてもよく似ています。私が婚活を説明に一番使うのが、就職です。つまり、婚活における各サービスは

・婚活サイト=リクナビ・マイナビ等の転職サイト

・お見合いパーティ=企業展・就職フェア

・結婚情報サービス=転職エージェント

 と考えると非常にわかりやすいです。また、婚活における各段階も就活においては以下のようにあてはまります。

・婚活サイトでのメール、お見合いパーティでのカップル成立=エントリシートの提出、企業説明会への参加

・実際に2人で会う=○次面接

・付き合い始める=内定

こう考えると婚活においても「サイレントお祈り」「内定取消」「面接即切り」といった事象が起こるのは当然という事になります。そして、就活と婚活の共通点、それは「不自然である」ということ。ぱっと見、見る人が見ればすぐにわかるような就活用のスーツを着て企業研究、自己分析にいそしむ姿は、そのまま、男(女)ウケをする服を着て、お見合いパーティの話題にするためだけに興味もない映画を見たり、音楽を聴いたりする事に似ています。そもそも、「自然な恋愛」で結婚ができる人や、はなから結婚なんてしなくていいと思っている人は婚活なんてしない(=婚活する人は人として劣っているという話ではありません)わけですから、婚活をやること自体が不自然なわけです

そんな不自然さがあるからこそ婚活は「こっそりやるもの」(オーネットの広告でも言ってるでしょ、「秘密の婚活する?」って)だし、婚活に関する記事が出ると記事の内容に関わらず「婚活する奴なんてダメな奴に決まってる」みたいな意見がでるわけです。そして、そういう人は決まって、婚活みたいな「不自然なこと」はやめろ、と言います。

だけど、私が思うのは「不自然な事」としての就活を行わなければ就職できないように、結婚だって(少なくともその人にとっては)「婚活しないとできない」ものだという事です。ぶっちゃけ、婚活が不自然なんて事はやってる本人たちが一番わかっています。それでも結婚したいって言っている以上、私は他人がとやかく言う筋合いはないと思います。「結婚したいと思っている」うちは、ですが…。