古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

「私」とインターネット

インターネット上において「私」というフィルターを通して書かれたテキストは蓄積するに従い、それが「キャラ」として成立してくる。さらに、2chのスレような蓄積のあるコミュニティでは求められた「キャラ」を演じようとする(また、それができない人には「空気嫁」という言葉が浴びせられる)。
インターネットという世界は全てがキャラとして存在している。利用者はもちろん、サイトや、サイト運営会社すらも。そして、皆がその場にそくしたキャラとして振る舞おうとする。
リアルでの「私」の振る舞いのありように比べてネットでのその選択肢はあまりにも少ない。
ネガティブ、非モテ、ウェブ色紙、喪男、メタ視点・・・。全てがキャラ付けにしか過ぎないのであれば、それが過激であれば過激であるほど、イタければイタいほど人々の耳目を集めることは当然だ。かくしてインターネットには色々なイタさが集まることになる。
ただ、最も信用ならないのは自らの「キャラ」でしかないものを「絶対の真理」としようとする人間なんだけど。