古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

スケット団の部室

SKET DANCE 4 (ジャンプコミックス)

SKET DANCE 4 (ジャンプコミックス)

一周年記念Cカラー+人気投票という死刑宣告(?)された*1Sket Dance
いつ終わるかわからんので書きますが、Sket Dance大好き。単行本全巻揃えてしかもジャンプ本誌まで読み始めてしまいました。
基本、スケット団つう学校生活のよろず相談部みたいな部活があって、部員三人(ボッスン、ヒメコ、スイッチ)が持ち込まれる相談を解決する…はずがほとんど部室周辺で相談者とうだうだ下らない小ネタトークするという話なんですが、これがなぜか特有のユルさとボンクラ*2加減を醸し出していて大好きです。ボッスンが卑屈になったり(主人公だよ!)するところとか。つうかボッスンの拗ね方は神の領域だと思います。天才。24話の1ページ目の展開とかもう死ぬほど大好きです。


でも、よくよく考えてみると、これってボンクラ的理想の話だなと思いました。
つまりスケット団つう「部活」の「部室」を中心にして色んな人たちが出入りしてユルく繋がっていくという。単行本2刊に生徒会にスケット団は学校生活に意味ない部活だから部室から出ていけって言われてさぁどうする!みたいな話があるんですが(それがまたいい話)、たぶん、そこで言いたかった事って彼らにとっては部室っていう場所があってそこに集まることがすごく意味があることなんだという事なんだと思います。だからこそ、みんなが協力して(ボケ倒して)なんとかしようとしたんだと。そういう「場所」を中心としていろんな人たちとユルく繋がっていくっていうのは私はとても好きです。体育会系の上下関係ほどキツくはないんだけど、学校のクラスほど薄い関係ではない。その微妙なユルさ加減を維持できるというのがボンクラコミュニティのある種理想的な形だと思います。


そして、スケット団を中心にいろんな人が周りに集まります。オタクや他校のヤンキー、少女マンガ家志望*3、不安いっぱいの転校生や運動系部活のキャプテン。そもそも、ヒメコ(ヤンキー)とスイッチ(引きこもり/オタク)はスケット団がなかったら果たして出会っていたのだろうか、と思いますし。スケット団の3人でバンド組んでthe pillowsの『Funny Bunny』*4を演奏するという話があるんですが、この時にやっぱりいつも部室に来ている面々が見に来ているんですよ。まるで最終回のように、みんなで応援している。その人が本来属しているクラスターを超えて人を繋ぐことができるというというのが丹念に描かれています。しかもその中心であるスケット団の面々というのは学校ないしこれまでの生活である種暗い部分があるというのが暗示されています。そういう人たちを中心にユルく繋がっていけるというのが描かれているのは理想なのはわかっているけれど最高だと思います。


もちろん、これはあくまでも理想であって、逆にこういうボンクラ的理想にどういう落とし前をつけるかっていうのは興味があります。それがある種の成熟なのかもしれないし、もっと別のものかもしれない、ただ、私は現実はそれなりに大変だし、あんまりいいこととかないけど毎日それなりにだらだら楽しく過ごせればいいねっていうのは圧倒的に正しいと思います。
サバイブするのに「決断」する必要はないと思う、多分。

*1:http://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E5%91%A8%E5%B9%B4%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%BC

*2:ここでいうボンクラとは「オタクでもサブカルでもない人」ぐらいの意味です

*3:この人がまた…恐ろしい子!

*4:少年誌でこのチョイス!

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