経験主義
今の世の中というのは経験主義だ。今の世の中ではなんだというと経験をつんだ人間が偉いと言われます。
例えば就職活動なんかでも良くわかるんですが、エントリーシートにレアな経験を積んだ人が偉いみたいな風潮ありますよね。よく面接とかで海外行ったとか言う人いますし。海外ぐらいでは序の口で、自転車で日本列島縦断したとかスポーツやってたとか私が一番すげぇなぁと思ったのは報道被害にあったという人がいた。趣味の話でもなんでも、コミュニケーションにおける主なトピックスといえば、経験ですから。
どこそこ行ったとか、誰かと合コンしたとか、誰とパコパコやったとか誰かと友達だとか、飲んだとか。そんなんばっかり。そこには「国仲涼子と付き合うことにどうする?」とか「関羽対張遼、どっちが強い?」とかそういう視点は抜け落ちている。
茂手内が一番息苦しさを感じるのはそこなのではないか?大体、最も経験を重視するジャンル=恋愛においてすら机上の空論しか語れない人間、それが茂手内なんだから。
これは常識なんですが、世の中の茂手内というのはそのほとんどがインドア派であり、夢想家であり、夢精家であるわけ。
経験しか語らない人間と妄想しか語れない人間。そこのギャップは埋めきれない。
しかし、私は思うんですけど、経験って大抵つまんないでしょ。お前の経験はもういいよ、聞き飽きたよってなるでしょ。妄想の方が何倍も面白い*1。
なぜ茂手杉たちはそこに気づかないだろう。