古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

キャリアモテの時代【第232回】女性の結婚は50代が“適齢期”?!

〜20代の理想を捨てれば叶う、「アラフィフ」の結婚〜
http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20080424/154073/

(2018年4月28日の日経ビジネスオンラインのコラムから)


「アラフィフ見た?」と周囲の女性たちの間で話題になっているのは、4月から始まったTBS系のドラマ「Around 50 注文の多いオンナたち」。それにちなんで、今回のテーマはズバリ「アラフィフの結婚」です。


 このテーマは「GRACE」や「AERA」でも書いているが、実際に最近になって、ごく親しい友人たちが、続々と「アラフィフ結婚」を決めている。相手の男性は、年上あり、年下あり、同年代あり…。友人がポロリと紹介してくれるケースも多い。


 今までは「今さら『結婚したい』なんて、恥ずかしくて言えない」「ガツガツしているみたいで恥ずかしい」と言っていたプライドの高いアラフィフたちが堂々と「結婚したいから誰か紹介して」と言える、いい時代になったのだ。


 しかし「アラフィフ結婚」の相手選びは、難しい。なぜならアラフィフ女性ほど「男に対して注文の多い」女性はいない。以前某航空会社の人材派遣系子会社に出向になった、美しい独身のキャビンアテンダントにインタビューした時、彼女は「恋愛相手の条件30項目」を挙げていた。その条件というのは、「車の運転はうまくなくてはいけない」「尊敬できなくてはいけない」「仕事ができなくてはいけない」など、相手の外見も含めて注文が多いのだ。


 彼女も今頃は50歳。ドラマ「Around 50 注文の多いオンナたち」でも、結婚相談所に行った主人公(天海祐希が50歳の精神科医役を演じている)が、「いいかげんにしろ」と怒られるシーンがある。まさに注文の多いアラフォーたちは、結婚に向けて「婚活」に動き出している。

 

  • 仕事に一途なアラフォーの、好みの男性像は…

 アラフィフ世代の理想は山よりも高く、結婚に対する思い入れは海よりも深い。しかし、それは裏返せば「男性に対して、それだけ希望と期待を持っていると思いこまされ、いろんな仕掛けに踊らされ続けた最後の世代」ということでもある。男性たちに勝手に期待し、裏切られ(男性たちが「裏切った」覚えは全くないのだが)、仕事場では戦った事にしていて、しかしなおかつ自分にぴったりの男性が「自然に現れる」と無邪気に信じているのも、この世代の特徴だ。さらに、その好みもまた難しい。


 ミワさん(31歳、モバイト勤務)は、あるアラフィフの女性上司が「やっぱり私、『オレ様男』が好きなのよね」とつぶやくのを聞き、目が点になったという。「『オレ様男』は働く女性とはうまくいかない。私だってさんざん失敗して分かってきたから、働くのが好きな自分には、ついてきてくれる優しい男がいいと思っているのに…。今さら『オレ様男』タイプがいいという、上司の気持ちが分かりません。世代の相違かしら」。


 やっぱり1960年代生まれの女性は、「オレ様男」大好きの超ロマンチスト。しかし同世代の「オレ様男」たちは働く女性たちとは最もうまくやっていけない世代。「永遠の片思い」である。


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