古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

ずぼらな人が家計簿をつけずにすむ方法

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私の日常の活動として「ワナビー活動」というものがある。まぁ、鬼太郎の妖気アンテナよろしく、「インターネット上のワナビー臭がする場所に出向いて瘴気に当てられ、1ワナビーとしての現場のカンを鈍らせない」という活動なのだが、最近のワナビー活動の流れで「セツヤクエスト」なる単語があることを知った。ということで、今回は表題のとおり、自分流のマネー術について少し書いてみようと思う。

 

おしながき

1.そもそも、家計簿ってめんどくさい!

2.自動で家計簿をつけ、かつお金が貯まるシステム構築

3.システム運用上の注意点

4.まとめ:時間もコスト

 

1.そもそも、家計簿ってめんどくさい!

 

私は非常にズボラな人間である。私も大学上京時に一度だけ家計簿を作ろうとして1カ月……どころか3日で挫折した。なんせ、コンビニで買ったコーヒーからスーパーの買い物まで、全部のレシートを取っておいて家計簿に付けるなんていうのはあまりにめんどくさい。しかも、その日にジュースを何本買ったかなんて忘れる事もしょっちゅうあるので、完全ではない。

そもそも、我々はなぜ家計簿を「つけなければいけない」のだろうか。個人の家計運営を考えた時には、お金を貯める方法というのは以下のように考えられると思う。

目的:家が欲しい、老後の資金集め とか

戦略:何歳までに○○円貯める とか

戦術:△△スーパーだと白菜が100円、「『任天堂の倒し方を知ってる会社』に投資すると金が儲かる」 とか

 で、家計簿というのは「戦略立案のための情報収集」のために必要ということになる。つまり項目ごとに出費を洗い出し、「食費が多いので今後は切り詰めよう」といった具合に。でも、本来は情報収集のためにやってるのに、レシート集めに一生懸命になってしまい、これでは何のためにやってるかわからん!という事になってしまう。そこで、私が考えたのは「クレジットカード会社に代行してもらえばいいんじゃね?」。という事なのだ。

 

2.自動で家計簿をつけ、かつお金が貯まるシステム構築

 

自分が考えたシステムに必要なものは以下の通りである。

1.銀行口座×2

2.自分が忠誠を誓ったクレジットカード(1枚or2枚)

3.サイフ

順を追って説明しよう。システム自体は非常に簡単である。銀行口座を2つ用意し、1:普段の利用向け口座(口座Aとする)と、2:運用・貯蓄用口座(口座Bとする)にわける。そして、給料の振込先口座とカードの引き落とし先の口座を口座Aとして、毎月の給料日前に余った残高を口座Aから口座Bに移す(実際は数百円ずつ余るだろうが)。もちろん、口座Aor口座Bどちらでも構わないので積立などで自動的に引き落としがされる形になるとよりお金は溜まりやすいだろう。

給料日前に口座Aの残高を確認すれば今月いくら節約したかが明確だし、残高が足りなければ口座Bからお金を移せばいい。もちろんこれは「財政赤字」ということなので家計の見直しが必要である。

日々の生活費に関してはなるべくクレジットカード払いにする。電気やガス、携帯などは当然だが、今やそこらへんのスーパーでさえ、提携のクレジットカードがある時代である。よって買い物代金をクレジットカードで払う事自体は何の問題もない。しかも、毎月送られてくるカード会社からの明細にはしっかりと支払いごとの日付と項目が表示されており、いついつ高速使ったとか、DMMでセールの時に決済したとか、安藤美冬のサバイバルキットを買ってしまったとか、明確にわかるようになっている。これをwebで確認できるようにすれば、それだけで「戦略立案のための家計簿」の役割はそれなりに果たす事ができるのではないだろうか。

だが、当然の問題として、クレジットカード払い不可の場所もあるだろうし、コンビニでジュース買うたびにカード使うのも煩わしい。そのためにサイフには毎月所定の金額の現金を入れておく。余ったらそれも口座Bに移す、といった具合。

例えば、手取りが20万とすると、そのうち5万はサイフに入れて日々の生活費として使用し、カード会社からの請求が15万以下になるように生活する、といった具合である。

このシステムのメリットとしては、以下の通りである。

1.家計簿の果たしていた役割をある程度は代行できる

2.月に一度、銀行の口座残高をチェックし、現金を移すだけで良い(コンビニで数分で済む)

3.クレジットカード払いにすること自体、手数料分割引で購入しているのと同じことになる

4.クレジットカード会社のポイントプログラムに参加することで若干だがバカにできないぐらいのポイント還元を受けられる

 

3.システム運用上の注意点

 

このシステムを運用するにあたって注意点がいくつかある。

まずは、銀行口座に関してだが、どこでもいい、というわけではない。口座Aに関してはATM数や入金手数料などを重視したほうがよく、そうすると選択肢としては都市銀行などになる。自分が使っているのはイオン銀行で、イオン銀行の場合、入金・出金とも無料という大きなメリットがある。一方、口座Bに関しては運用・貯蓄担当なので、ネット銀行系も選択肢に入る。今後は金利が上がる事も考えられるので、常にリサーチが必要である。

次に、カードに関してだが、自分が忠誠を誓ったカードのポイントシステムが一番溜まりやすい仕組みにすべきである。私の場合、封建領主ANA様のマイレージプログラムに忠誠を誓ったため、ANA提携カードのアメリカンエキスプレス+三井住友VISAという組み合わせである。JALだろうが、楽天だろうがCCCだろうが、忠誠を誓ったポイントプログラムに支払いを集中させる事がポイントプログラムのメリットを最大化させるポイントであることはわざわざ書くまでもないことだろう。自分の場合、このシステムで毎年1万~2万マイルは平均して溜まっていた(最近はもっと増えている)。

なお、私がクレジットカードを2枚持っているのは、アメリカンエキスプレスは分割払いができないというのが大きな理由である。基本は1回払いでもそれほど問題はないが、電化製品など、使う回数はそれほど多くはないが、大きな買い物をする際には三井住友VISAで分割を利用する(何回分割かにすべきかはあえてここでは書かない)。

また、このシステムはポイントプログラムの変更、銀行側のサービス内容変更などがあるので定期的なカードと銀行の組み合わせに関して見直しが必要になる。

 

4.まとめ:時間もコスト

 

以上、いかがだっただろうか。家計簿というのはかけるコストに比べて見返りが少ないように思う。確かに家計簿というのは重要なのだが、それにしてはコストがかかりすぎる。ここでいうコストというのはかかる時間や手間なのだが、基本的には家計簿付けてる暇があったら仕事して一円でも多く稼ぐようにするか、スーパーを駆けずり回ってた方がいいというのが私の考え。もちろん、これまで挙げた内容で家計簿に匹敵するような情報量があるわけではない。だが、これである程度は家計簿が果たしていた役割を担う事ができるのではないだろうか。なにより、家計簿をつける、という情報収集が目的化していないのか、自答することも必要なのではないだろうか。

 

  ※このシステムを考えた当時一番参考にした本。長らく絶版状態だったがkindleで復活している模様。これだからkindleは素晴らしい

「黄金の羽根」を手に入れる自由と奴隷の人生設計 (講談社+α文庫)

「黄金の羽根」を手に入れる自由と奴隷の人生設計 (講談社+α文庫)

 

 ※同じ作者による本。「得する~」よりも前の著作で、後半部分に近い内容が取り上げられている。

私のマネー術「セツヤクエスト