今週の音

TRICERATOPS GREATEST 1997-2001

何とはなしにツタヤで借りてみたんですが、想像していたよりもずっと良いです。音にしても歌詞にしても私等の身の丈に合ったもので、しかもかっこいい！凄く良心的なバンドだなぁと思いました。

コミュニケーション向上スキーム

５〜６人で集まって居酒屋へ→その後、バトルフィードへ。
バトルフィールドは日によってキャバクラだったり、居酒屋の他の客だったり、クラブだったりする。
集団で行けば怖くないだろう。
どうでしょうか？こんな感じで。

茂手内物語１６〜「ただモテない人間」への挽歌その１〜

しかし、ユリイカとか読んでみても私は思うわけです。サブカルやオタクの人たちは幸せだなぁって。

だって、サブカルにしてもオタクにしても数多くの「古老*1」がいてサブカルやオタクの歴史を語ってくれる*2し、いろいろ語ってくれるでしょ。いや、私なんかサブカルではない*3し、オタクではない*4。そういう「ただモテない人間」については誰も歴史を語ってくれないし、誰も導いてくれない。そういうことは自分でやっていくしかない。その点、サブカルやオタクはいいなぁ。もちろん、こういう古老による自分達の文化の補強・権威付けという行為が最も手厚いのは「大きな物語」の一派だろうけど。
だからただモテない私は自分はD.T.だとかって名乗っていて、便宜上ただモテない人間をD.T.だと分類したわけですが、D.T.にはサブカルやオタクのように歴史とかいろいろと語ってくれる古老がいないんですよね。あえて言えば伊集院光とみうらじゅんという「D.T.界の２賢人」だけど、あの二人はおもしろを追及するのが仕事ですからね。あの２人が、童貞というキャラ売りで出てきた芸能人*5の第１世代*6すからね。
しかし、私が何度もエントリで書いているんですが、非モテ＝オタクではない。これだけは何度でも書きたいところです。
「ただモテない人間」は確実にいるのに、なんで非モテ＝オタク＝キモイという構図になるのだろうか？非モテの中でもエロゲーとかやらない人間はいるということをもう一度強調しときたいところです。これは別に「俺はオタクよりマシだ」なんていう木村＝毒キノコ＝カエラの信奉者みたいな事を言いたいわけではないです。ただ、非モテについて語っている人のほとんどが非モテ＝オタクというような構図を前提としているような気がするので。あれ？私はどうするの？と思ってしまいまして・・・。
長くなってきたので仕切り直しです。

*1:古老って失礼でしょうか？？

*2:例えば、岡田斗司夫やタナソウ？私はクイックジャパンの名物編集者みたいな、いわゆる「シュートのサブカル」のことは良く知らないので田中宗一郎で代用。

*3:＝サブカルを名乗れるほど「高感度」ではない。

*4:＝アニメとか大して好きではない。

*5:文化人でも何でもいいや

*6:＝オタク界における岡田斗司夫みたいなもんだ

茂手内物語１６〜「ただモテない人間」への挽歌その２〜

せっかくだから駄文にもう少しお付き合いください。
ちなみに、オタクやサブカルなどには皆の共通項のようなものがあります。ほとんど例外なく皆がやっていること/好きなこと。例えばオタクの場合にはアニメ・ゲームだとか。サブカルにとっては多分音楽だろうし。ただモテない人間にはそういうものがないんです。
私も国際童貞文化研究所の主席研究員という役職という役職柄*1、いろいろないわゆる「ただモテない人間」に会ってきたし、好きなこととか訊いてみたけどホントに人によって様々なんですよね*2。洋楽とか好きな人もいるし、歴史好きな人もいるし、おもしろ好きもいるし、薀蓄好きな人もいる。
だから間口が広いとも言えるんだけど、共通項がないということが、ただモテない人間について語る事を難しくしているのかなぁとは思う。だからいい悪いという事でもないけど、オタクとかサブカルってホントにうらやましい。たくさんの同志がいて。モテなくても同志がいるならいいじゃないか？とすら思う。もちろん、私にも盟友はいるんだけど、「ある匂い」を感じたらという前提条件はあるけれど、初対面でもオタクトークというのはコミュニケーションツールとしてのオタク話というのはもうかなり市民権を獲得しつつあるのではないだろうか？そういうものがあることが恵まれているなぁと思うわけです。

私がなんでこういう事に固執しているのかというと、それがすなわちサブカルやオタクが市場として認知されているからです。本を作っても語るに足る何かがある(＝金が儲かる)のと、それがない物とでは大きく違うと思う*3いますもん。「ただモテない人間」なんかどのTVにも取り上げられないからね。ただただ日常で死ねって言われてるだけ。オタクは誤解されてるとかなんとかって言っても、「オタクは儲かる」この前提が成り立っている限りそこまで無下に扱われないと思うんですよね。今後D.T.界もオタク界のように語るに足る物になるのでしょうか。

まとめ
いつかユリイカで「総特集・D.T.」を作ってみたいなぁ。できたら買います。あと、モテないけどオタクじゃない人のことも忘れないでください。

*1:１００％嘘。

*2:あえて共通項的なものを言うなら伊集院光のラジオと三国志だが・・・弱い

*3:もちろん、偉大なる先駆として「D.T.」があるのだが、あれはおもしろを追求したものであって、「ただモテない人間」について語られたものではないと思う。