茂手内物語１６〜「ただモテない人間」への挽歌その１〜
しかし、ユリイカとか読んでみても私は思うわけです。サブカルやオタクの人たちは幸せだなぁって。
だって、サブカルにしてもオタクにしても数多くの「古老*1」がいてサブカルやオタクの歴史を語ってくれる*2し、いろいろ語ってくれるでしょ。いや、私なんかサブカルではない*3し、オタクではない*4。そういう「ただモテない人間」については誰も歴史を語ってくれないし、誰も導いてくれない。そういうことは自分でやっていくしかない。その点、サブカルやオタクはいいなぁ。もちろん、こういう古老による自分達の文化の補強・権威付けという行為が最も手厚いのは「大きな物語」の一派だろうけど。
だからただモテない私は自分はD.T.だとかって名乗っていて、便宜上ただモテない人間をD.T.だと分類したわけですが、D.T.にはサブカルやオタクのように歴史とかいろいろと語ってくれる古老がいないんですよね。あえて言えば伊集院光とみうらじゅんという「D.T.界の２賢人」だけど、あの二人はおもしろを追及するのが仕事ですからね。あの２人が、童貞というキャラ売りで出てきた芸能人*5の第１世代*6すからね。
しかし、私が何度もエントリで書いているんですが、非モテ＝オタクではない。これだけは何度でも書きたいところです。
「ただモテない人間」は確実にいるのに、なんで非モテ＝オタク＝キモイという構図になるのだろうか？非モテの中でもエロゲーとかやらない人間はいるということをもう一度強調しときたいところです。これは別に「俺はオタクよりマシだ」なんていう木村＝毒キノコ＝カエラの信奉者みたいな事を言いたいわけではないです。ただ、非モテについて語っている人のほとんどが非モテ＝オタクというような構図を前提としているような気がするので。あれ？私はどうするの？と思ってしまいまして・・・。
長くなってきたので仕切り直しです。
