辻仁成〜ある苦い思い出〜
昨日の予告どうり。こないだ、あるホームページで「援交系小説*1を読んでる人（特に女性）のBGMは椎名林檎」っていうようなことが書いてあった。100％想像の産物だろうけど、正しいイメージです。特にちょっと前までの椎名林檎は「「哲学とか心理学勉強してます」っていう人」か「ロッキンオンジャパンの愛読者」があげる「好きなアーティスト」の常套手段みたいな感じだった。で、私はこういうことを言う人が好きではないんですよね。で、それを読んでて、私の記憶の扉が開きました。
大学時代の話です。私の友達の中に「テツガク青年」がいました。
好きな作家*2
辻仁成
村上春樹
好きなアーティスト
AIR（フランス人の方ではなく邦楽の方です。念のため。）
Artschool
イギーポップ
はっぴぃえんど
っていう人で、将来の夢は「心理学者（笑）」っていう人でした。この人は、とにかくハイセンスぶりを示そうとして、いろんなおもしろ行動をされるんですよ。溜まり場をなんか変なレコードで飾りだしたり。
私と他の友達は「今を楽しめ」っていう主義の人だったので、立ち位置の違いは明らかだったんですけどねぇ。一応、仲間内ではおしゃれボーイっていうことで暖かい目で見られてたんだけど、音楽知識とか相当怪しい感じだったから俺が結構ツッコミ入れてたんだよね…。私、一回あらぬ童貞疑惑をかけたし。今更ながら大人気ないなぁ。一回マジでキレられたからね。
結局、彼は9・11テロの直後にもかかわらずアメリカに渡り、その後どうなったのかは知りません。ああいう人ばっかしなのかなぁ。援交系小説読む人は。
