自動音楽生成装置
ところで、「物語消滅論」を読んでて面白かった記述があります。「Dramatica」っていう脚本自動生成装置についてなんですけど、コンピューターの質問に答えていくと脚本をコンピューターが自動で作ってくれるっていうメリケンのソフトなんだそうです。
これ、音楽でやってみたらどうなんですかね？
音楽にはいろいろな要素があります。歌詞、サウンド、ビジュアルなどなど…。でも、その全ての要素は機能によって決まっていて、その機能はいくつかに分類できるんだから、ドラマのプロットと全く同じです。
例えば、ELTで説明するとELTには「女の子が好きな恋愛」っていう機能が付加されており、それに従属するような形で「純愛っぽい歌詞」、「毒にもクスリにもならない打ち込みサウンド」、「持田香織の、可愛いんだけど一般人でもなんとか手の届きそうなルックス」っていう他の諸要素が作られている。これは別にモーニング娘だろうがミッシェルガンエレファントだろうがかわりません。それぞれ「正統派アイドル」、「正統派ロックバンド」っていう機能に忠実なサウンドや歌詞、ビジュアルであり、全ての楽曲はこれら諸要素の順列組み合わせに過ぎないのではないでしょうか*1。
これを応用すれば自動音楽生成装置も小説自動生成装置よりも簡単にできるんじゃないですかね？まず、機能を選択します。で、曲の尺とスピードを決定、使う楽器をチェックボックスをクリック。ボーカルの男・女なんかも選べて、サンプルボイスも「椎名林檎風」とかとか選べると尚いいですね。で、生成ボタン一つで完成。細かい詞の言い回しやなんかは完成後修正して、安倍受刑者*2みたいな疑惑をかけられないようにする事もできます。あと、おまけ機能としてロッキンオンジャパン風の推薦文も付けられ、「世界に鳴り響く怒涛の傑作！！」とか「世界が滅んでもこの音は残る」とかっていうこじつけ（失礼！）文が自動生成できます。
コンピューターメーカーの方々、いかがでしょう？
「Dramatica」ホームページ
http://www.dramatica.com/
http://www.senko-corp.co.jp/html.file/SPS/SP_main.html
