古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

ヒヒヒの非太郎「恐怖・600万ばばあの巻」

〜この番組は「楽しい時を創る企業」バンダイの提供でお送りします〜
(オープニング)
「ヒ、ヒ、ヒヒヒのヒ〜
平日、寝床でぐーぐーぐー楽しいな、楽しいな
非モテにゃ学校も 試験も何にもない
ヒ、ヒ、ヒヒヒのヒ〜
みんなで歌おうヒヒヒのヒ

ヒ、ヒ、ヒヒヒのヒ〜
昼はネットで 内弁慶(うちべんけい)楽しいな 楽しいな
非モテにゃ 会社も
仕事(しごと)もなんにも ない
ヒ、ヒ、ヒヒヒのヒ〜
みんなで歌おう ヒヒヒのヒ〜

ヒ、ヒ、ヒヒヒのヒ〜
夜はAV 鑑賞会(かんしょうかい)楽しいな 楽しいな
非モテは 入れない
エイズもなんにも ない
ヒ、ヒ、ヒヒヒのヒ〜
みんなで歌おう ヒヒヒのヒ〜
みんなで歌おう ヒヒヒのヒ〜
みんなで歌おう ヒヒヒのヒ〜」
(歌・吉幾三
今日も非太郎はみんなに罵られ続けながら仕事をしているんだけど、そんな時、頭の非モテアンテナ(よく寝グセに間違えられる)が反応している。近くに妖怪がいるらしい。
そんな中、非太郎の視界に全身ブランド物を身につけ、ぱっつんぱっつんのミニスカートを履いた女性が。非太郎の脳味噌の中にだけ住んでいる目玉の親父が言う「非太郎!あれは年収600万以上の男性としか付き合わない妖怪、妖怪600万ばばあじゃ!」
「なんだって、父さん!それじゃ僕の年収じゃ視界に入る事すら許されないじゃないか!」
脳内でそんなやり取りをしていると、600万ばばあが非太郎の前の席に。どうやら仕事を始めるつもりらしい。
どうなる、非太郎!

(CM。バンダイの「DX非モテハウス」や「ぴゅう太版・ヒヒヒの非太郎」のCMが流れます)

「でさ〜私はわかったわけよ。私みたいに〜高校しか出ていなくても〜大学生や大学院卒の人間なんかの方が〜全然優秀なのよ〜」
「私の友達なんか〜いっつも飲んでると部長にタクシー代出してもらって〜○○(割と高級ホテルの名前)に泊まってるのよ〜やっぱり〜ああいう独身の管理職って金あっていいわよね〜」
「前の会社って〜私、人事部長に気に入られてるから〜いつでも戻ってきていいって言われてるの〜でもさ〜あの会社って安月給の割りに激務でさ〜ホントどうしょうもないんだよね〜」*1

座ってからひたすら続く、600万ばばあの猛攻。非太郎はただひたすら耐えるしかなかった。
「会話の全てに自らの優秀さ・勝ち組ぶりを入れ込む、それが600万ばばあの得意技じゃ!あまりの自意識に皆、600万ばばあが優秀だと勘違いしてしまうのじゃ!」
「わかったよ、父さん!」
非太郎はひたすら仕事をしているふりをしてネットに打ち込んだ。そんな中でも600万ばばあの自意識過剰トークは続いている。時々、それがやんだと思ったら、600万ばばあはたまごっちをいじっている(さりげないバンダイ賛美)。ところが、時計が17:30分を指したとたん、
「あ〜今日も働いたな〜今日は飲み会なんだ〜」
とかいう捨て台詞を残し600万ばばあは去っていった。
22:30分、非太郎も帰りの電車に揺られながら、脳内の目玉の親父が言う。
「非太郎、やっぱり負け犬をあしらうには経験が必要なんじゃな」
「ええ、父さん。それがないから非モテは負け犬にいいように罵倒され、ルサンチマンを溜め込むのでしょうね。」
「そのとおりじゃ、非太郎。負け犬も金の匂いのするヤリチンには従順じゃが、そうでない者には容赦がないからな。」
「はい、父さん。ネット界隈には負け犬側で非モテとの連帯を志向する一派もあるようですが、恐ろしい事ですね。」
「うむ。本田透の著書はいろんな意味で論争を呼んだが、負け犬と非モテは敵同士であるという一点においては正しいといわざるを得ないじゃろう。」
ぬらりひょんにあの本を借りた時には、「現実にはあんなイメージ通りの人間いないよ」と思っていたんですがね。」
「非太郎、両者の対立は中学校時代の童貞とブス山さんの対立からずっと続いているものじゃからな。ユダヤ人とパレスチナ人の対立より根が深いのじゃよ。やはり負け犬の拝金主義と非モテ差別は凄まじいものがあるといわざるをえないじゃろうて。」
「ええ、父さん。どうすれば良いのですかね。ところで父さん、今日はツタヤが半額レンタルらしいですよ。」
「そうか、非太郎。だから渋谷に向かっているのじゃな。わしも今日は久しぶりに制服モノが借りたいわい。」
「ええ、父さん。いい制服モノのオムニバスが準新作になっているようですから、急いでいきましょう。」
(次回予告「筋肉妖怪・タイイクカイケイ」)

※この番組はフィクションです。実在する団体、名称等とは一切関係ありません。

*1:この三つ、ホントにマジトークですからね!!!