古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

ヒヒヒの非太郎「筋肉妖怪・タイイクカイケイの巻」

〜この番組は「楽しい時を創る企業」バンダイの提供でお送りします〜
(オープニング)
「ヒ、ヒ、ヒヒヒのヒ〜

朝は、寝床でぐーぐーぐー楽しいな、楽しいな

非モテにゃ学校も 試験も何にもない

ヒ、ヒ、ヒヒヒのヒ〜

みんなで歌おうヒヒヒのヒ

ヒ、ヒ、ヒヒヒのヒ〜

昼はネットで 内弁慶(うちべんけい)楽しいな 楽しいな

非モテにゃ 会社も

仕事(しごと)もなんにも ない

ヒ、ヒ、ヒヒヒのヒ〜

みんなで歌おう ヒヒヒのヒ〜

ヒ、ヒ、ヒヒヒのヒ〜

夜はAV 鑑賞会(かんしょうかい)楽しいな 楽しいな

非モテは 入れない

エイズもなんにも ない

ヒ、ヒ、ヒヒヒのヒ〜

みんなで歌おう ヒヒヒのヒ〜

みんなで歌おう ヒヒヒのヒ〜

みんなで歌おう ヒヒヒのヒ〜」

(歌・吉幾三

今日も非太郎は仕事中。一日中、テンパりながら仕事をしている最中、夕方にはぽつぽつ営業所にも人が増えてきた。そんな時、頭の非モテアンテナ(よく寝グセに間違えられる)が反応している。近くに妖怪がいるらしい。

非太郎が後ろを振り向くと、視界には一人の営業マン風の男が。黙って仕事をしているようだ。「あれ、どうして非モテアンテナが反応してしまうのだろう?」と非太郎が不思議に思っていると、非太郎の脳味噌の中にだけ住んでいる目玉の親父が言う。
「非太郎!騙されてはいかん!あれは筋肉だけで人生のすべてを切り抜けようとする妖怪、筋肉妖怪・タイイクカイケイじゃ!」

「なんだって、父さん!それじゃ中学校の体育の成績が1だった僕はどうすればいいんだ!」

怖いものみたさで、タイイクカイケイの後ろにそっと回ってPCの画面を見ていると、見事に
メールには「北斗」、「出た」、「ラオウを天に還した」などの文字が踊っている。
改めて回りを見回してみると、周りにはタイイクカイケイばかりだ。ある人は携帯でメールをしているし、ある人は喫煙室で談笑中、ある人はmixiでお友達を探している真っ最中だ。
周りは敵で囲まれている!!どうなる、非太郎!

(「DX非モテハウス」のCM。ドカン!ドカン!とど派手な爆発に包まれる非モテハウス。その後、「199X年、地球は核の炎に包まれた・・・」という北斗の拳のお約束のナレーションと共に例のキノコ雲。が、非モテハウスだけはビクともしていない。と、そこに非太郎が現れて「たとえ世界が滅んでもこの家に俺は引きこもる!」というキャッチコピーが。バンダイより、特別価格3万5000円。)

「こないだスッチーと合コンしたんだけど、その中の一人とヤってさー。機長とかにもヤられたりして、めちゃめちゃヤリマンなんだよ」

「お前に彼女がいるんだって?なんかの間違いだろ?」

「同期の○○ってうちの○○先輩(スポーツ系)とこないだホテルから出てきたんだって」


ひたすらに耐える非太郎。目玉の親父が言う。
「非太郎!タイイクカイケイはセックスと異性の話しかしないのじゃよ!それでわしらの劣等感を極限まで増幅させるのじゃ!」
「わかったよ、父さん!」
口を開けば誰がヤったとか彼がヤったとか、そんな話ばっかり。うんざりだ。非太郎はそう思った。そんな時、時計が18:00をさしたとたん、

「練習いってきま〜す。おつかれした〜」

タイイクカイケイは次々と帰っていった。

22:30分、非太郎も帰りの電車を待っていた。すると、どこかで見た顔の男が。そう、タイイクカイケイだ。よく見ると顔が少し赤くなっている。練習は?と聞くとなんだか上手くごまかされてしまった。やりきれない思いを抱きながら電車に揺られていると、脳内の目玉の親父が言う。

「非太郎、やっぱり体育会系は何をやっても許されるのじゃな」

「ええ、父さん。非モテが相手を気遣って言えないような罵倒の言葉も彼等は平気で口にしますから。」

「そのとおりじゃ、非太郎。しかし、体育会系の厄介なところはその脳味噌に筋肉がついている様もさることながら、彼等には必然的に「勝ち組」へのレールが敷かれていることなのじゃな。」

「はい、父さん。とかくGirlと言う者はスポーツのできる人間が好きですからね。
ネット界隈にいるととかく忘れがちですが、私達が溜め込んだルサンチマンをネットで発散しているうちにも、いい異性とパコパコパコパコ。仕事も遊びもバリバリこなして勝ち続けている。恐ろしい事ですね。」

「うむ。体育会系で仕事ができないというのは少数派じゃからな。そういう人間はただ、ば〜か!と言ってやればいいのじゃが・・・。」

「ええ、私が小学校や中学校の時の「勉強を続けていれば、いつか必ず体育会系よりもいい大学、いい会社、いい人生が送れる」という考えは、全くの妄想だったんですね。」

「非太郎、それは非モテの最も愚かな妄想の一つじゃ。同じことをしたとしても、体育会系の評価は高く、非モテの評価は低くなるのが世の常じゃからな。」

「ええ、父さん。どうすれば良いのですかね。ところで父さん、今日はツタヤが半額レンタルらしいですよ。」

「そうか、非太郎。だから渋谷に向かっているのじゃな。わしも今日は久しぶりに朝河蘭が借りたいわい。」

「ええ、父さん。あの黒髪と痴女ぶりは非モテにとってはたまらないですね。いい痴女モノのDVDが準新作になっているようですから、急いでいきましょう。」

(次回予告「対決!ブログシューター翔*1

※この番組はフィクションです。実在する団体、名称等とは一切関係ありません。

*1:ホントに大丈夫か?一応、「番組内容は予告なしに変更する事があります」ということでお願いします。