30代になってから、急に「非モテをこじらせて暴れる」理由
http://anond.hatelabo.jp/20130527080733
もう、一言で言ってしまえば「政治的正しさと自分の人生における最適解は違う」という事に尽きるだろう。元増田で取り上げられているような「リベラルな非モテ(俺にも色々心当たりある)」は政治的には正しいかもしれないが、だからといってモテるとは全く限らない。「リベラルな女性観」とは童貞騎士達にとっての騎士道精神のようなものだ。だが、問題はせっかくの騎士道精神もそれを捧げる姫がいなければただのドンキホーテになってしまうことなのだ。
自分も、婚活ライターとして活動する過程において、自分が結婚するまでに様々な女性と会って話をした。で、会って話をするとそんなリベラルな価値観を持っている人なんてそうそういない、という事に気がつく。要するにみんな、結婚したら家に入って家事するとか、思ってるわけ。え?そう思うこと自体が間違い?そんなこと言われても困る。
リベラルな非モテ達が持つリベラルな女性観はその政治的な正しさについては恐らく疑う余地がないだろう。端的に言えば、このはてなダイアリーなんかでそういう意見を表明すればよしよしとされる事はまぁ、想像に難くない。だが、実際、それでモテるためには、それほど数が多くない「リベラルな価値観を共有できる相手」を探さないといけなくて、これは結構難易度が高い。というか、夫婦関係ってホント色々あって、自分もその関係が正しいのかまったくわからないぐらいなのだ。だから、「政治的に正しい理想を理解してくれるパートナー」を見つけるのはかなり難しいと思う。だけど、この「正しいけどモテない」っていうのは「間違ってるからモテない」のと比べても精神衛生上、とてもよくない。政治的に間違っている人がモテないのは当たり前(というか、女に嫌われるとわかっててやってるんだから)なのだが、政治的に正しいけどモテないのはそれよりはるかにみじめだ。だから30代になってから、急に「非モテをこじらせて暴れる」のはいわば、必然なのだ。