古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

チミたちはどう育休を取るか

9月19日は「育休を考える日」なんだそうで、それにちなんだ話でも。

前回のエントリから落差がありすぎて大変恐縮ですが、子どもが生まれて数年になります。で、考えたことなど。

==============サマリー==============

1:男性の育休取得が増えない(恐らくの)理由

2:「家事を誰がやるか」はタスクの問題

3:育休を取らないとどうなるか

4:チミたちはどう育休を取るか

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1:男性の育休取得が増えない(恐らくの)理由

まず、最初に書いておきますが私は育休を取ったことはないですが、基本的に男性も育休を取ったほうが良いと考えています。なんでかというと、この育休期間というのは「男性が育児・家事スキルを磨き、仕事と両立させるためのタスクコントロールができるように慣れるための最後の機会」だからです。要は、子どもが生まれるタイミングで一口に料理でも「たま~に作る味もいいけど手間も金もかかりまくった料理」から「いかに手早く・安い料理を作るか」というのにシフトしていくのですが、それに合わせたレシピ・スキルを磨いていかないといけないわけです。磨いてますか?私は磨いてませんでした。てか、なんなら「たま~に作る味もいいけど手間も金もかかりまくった料理」でいいと思ってました。

んで、恐らくなんですがこの男性が育休を取る目的つうのがいつまでたってもあやふやだから、みんなから「ずる」「取っても取らなくても良い」「育休取ってなにしてんだか」と言われてしまう、なんなら当の男性時代が「育休取りたいな~でも取ってなにすんだろ~」ぐらいなノリ(少なくとも私はそうでした)だというのが男性の育休取得がいつまでたっても増えない理由なんではないんでしょうか。

2:「家事を誰がやるか」はタスクの問題

で、私の場合、子どもが生まれてきた最初のころは「育休取りたいな~でも取ってなにすんだろ~」的なノリだったことと、すぐ転勤が決まったこともあり、結局育休を取らずじまいだったのですが、男性の育休取った方が良いという情報も正直「Veryの小島慶子でハフィントンポストのインフラ系企業勤務のエリート様がんなこと言ってるだけだろ~はーしんど」ぐらいの感じで聞き流していたのですが、正直これについてはめちゃくちゃ後悔しています。いや、ハフィントンポストの言うことを聞き流していたのは別に後悔していないのですが、家事スキルを磨いてこなかったことに対してです。

「家事を誰がやるか」はライフスタイルとか、ドグマではなくただただタスクであり、子供が生まれることでこのタスクが今まで100ぐらいだったのが200ぐらいに激増してしまうわけで、それを誰かがやらないといけない。で、やるのは「手があいてるやつ」だというシンプルすぎる事実を子どもが生まれると知ることになり、そして「手があいてるやつ」が無能すぎるということを知ることになるのです。

3:育休を取らないとどうなるか

私の場合、転勤したばかりで慣れない土地での生活ということもあり、まず仕事でめちゃめちゃ疲弊することになりました。で、今までだったらその分残業して仕事をこなすというやり方をしていたのですが、子どもが生まれたことで家庭内のタスクが激増したことでそれもできず、ある程度早く帰って家事もやらないと回らなくなる、でも家事スキルが低すぎて無能で泣ける。家帰って11時ぐらいから風呂掃除したり、洗濯干したり、夜泣きで起こされたり、ミルク先に作っておいたり…正直「仕事の方がまだマシじゃん」といつも思っていました。

以前、セクシー環境大臣が育休について「お風呂、おむつ替え、ミルクづくりといったことも私は担当している。」とおっしゃっていたそうですが、そんなぐらいで済むなら楽だわ、というのが正直なところ。タスクが残ってんだから誰かがやるしかない。でもそれをやるのは自分しかいない…。ミルクを飲ませたら言わなくても作っておく、おむつを替えたら補充しとく、子どもが昼寝してるうちに買い出ししとく言われたことをやるんではなく、自分でタスクを見つけ出して先回りして潰していく。家庭科レベルで止まっている家事スキルを上げながらこのタスクコントロールをしつつ、仕事と両立させるというのは正直めちゃめちゃしんどいと思いました(今も続いているけど。あと世の働くお母さんがたご苦労様です)。

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4:チミたちはどう育休を取るか

というわけで、男性の育休というのは正直「最後のチャンス」なので取ったほうがいいよという話でした。正直、自分らぐらいの年代だと「お風呂、おむつ替え、ミルクづくり、たまにNetflixロマサガRSといったことも私は担当している。」という感じでも「俺は育児に参加してるぞ!」みたいな感じを醸しだせると思っている方もいらっしゃるかと思いますが、そうじゃないんだぞというところはご理解いただければ幸いです。